ゴーン容疑者投資損17億円を日産に転嫁?特別背任罪に当たる?

ゴーン容疑者投資損17億円を日産に転嫁?特別背任罪に当たる?

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今朝、またゴーン容疑者に関する新しいニュースが入ってきました。

2008年、私的な投資で約17億円の損失を出し、それを日産に肩代わりさせていた疑いがあることが
わかったということです。

これが特別背任罪に当たる可能性があると言われています。

一体どんな事が行われていたのでしょうか。

また、特別背任罪とはどんなものなのでしょうか。

人々の反応も交えて、まとめていきたいと思います。

12/21付で最新のニュースはこちら


 

今回の疑いの内容

2006年頃、当時日産社長だったゴーン容疑者は、自分の資産管理会社と銀行との間で、
通過のデリバティブ(金融派生商品)取引を契約したそうです。

ところが、2008年秋のリーマンショックによる急激な円高で多額の損失が発生しました。

担保として銀行に入れていた債権も下落し、担保不足になったということです。

株式の信用取引をしている人の保証金が足りなくなった状態とよく似ていますね。

リーマンショックの時には多くの投資家の中にも同じような状態になった方が少なくないのではないでしょうか。

保証金を自分でかき集めることに右往左往したものです。

しかし、ゴーン容疑者は行ったことが違いました。

銀行側は、当然ゴーン元社長(当時)に担保を追加するように求めますが、ゴーン元社長は、担保を追加するのではなく、
損失を含む全ての権利を日産に移すことを提案したようです。

銀行側も了承し、結果、約17億円の損失を事実上肩代わりさせたというのが、今日の報道です。

特別背任罪に当たるのか

では、この行為は特別背任罪に当たるのでしょうか。

その前に、特別背任罪とはどんなものなのか、簡単に振り返っておきたいと思います。

デジタル大辞泉によると、特別背任罪について次のような説明が載っていました。

株式会社の役員などが、自己もしくは第三者の利益のために会社に損害を加える罪。会社法の罰則に含まれており、刑法の背任罪に対していう。

https://kotobank.jp/word/%E7%89%B9%E5%88%A5%E8%83%8C%E4%BB%BB%E7%BD%AA-104905#E3.83.96.E3.83.AA.E3.82.BF.E3.83.8B.E3.82.AB.E5.9B.BD.E9.9A.9B.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E5.B0.8F.E9.A0.85.E7.9B.AE.E4.BA.8B.E5.85.B8より引用

確かに、これだけ見ると、「株式会社の役員」であるゴーン容疑者が「自己」のために「会社に損害を加え」ていますから、特別背任罪が成立するような気もします。

でも、最近の典型的な特別背任罪の適用は、「不正融資」や「不良貸付」が多いということですから、このゴーン容疑者の事例を特別背任にするのかどうかは不透明な状態とも言えるでしょう。
(これは、十分な担保を取らないまま、過剰に貸し付けたことが会社の任務に背くことになるという意味です)

また、特別背任罪の刑事事件の公訴時効は7年と定められています。

刑事訴訟法 第255条では、

「犯人が国外にいる場合又は犯人が逃げ隠れているため有効に起訴状の謄本の送達若しくは略式命令の告知ができなかつた場合には、時効は、その国外にいる期間又は逃げ隠れている期間その進行を停止する」

https://www.syouhisya.org/escape.htmlより引用

という内容がありました。

ゴーン容疑者が今までどれだけ海外渡航の期間があるのかはわかりませんが、その期間だけ時効成立が伸びている可能性があります。

今の所、ゴーン容疑者がどれほどの刑事罰に当たるかに関しては、以下の記事をご覧ください。

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人々の反応

 

というように、ゴーン容疑者の会社の私物化を非難する声や、日産そのものも同罪ではないかという声、検察側の今の難しい立場を指摘する声が聞こえていることが分かりますね。

3者3様の意見で、非常に興味深いです。

まとめ

  • 2008年、ゴーン元社長はデリバティブ取引において担保不足になり、損失を日産に肩代わりさせた
  • 特別背任罪に当たる可能性があるものの、時効は7年のため、時効が成立している
  • 日産にも責任を問う声、検察の苦しさを指摘する声も上がっている

たたけばほこりが出るとはよく言いますが、まさにゴーン容疑者はホコリがどんどん出てくる感じがしますね。

これからもどんな疑いが出てくるのか、ゴーン容疑者の周囲から目が離せません。

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