フェレットなど野生動物に噛まれたら?蜂窩織炎ってどんな病気?

フェレットなど野生動物に噛まれたら?蜂窩織炎ってどんな病気?

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今日の報道で、大分県大分中央署で交番勤務だった2002年に、通報によりフェレットを捕獲しようとした警官が手を噛まれ、16年たった今年になって41歳の若さで死亡していたというニュースが入ってきました。

なんともお気の毒な話であり、16年間の闘病生活のことを考えると言葉もありませんが、本当に悲しいニュースです。

この警官は、殉職したのです。

ではこれはどんなニュースだったのでしょうか。

また、私たちが野生動物に噛まれたらどうしたらいいのか、また、警官の死因となった蜂窩織炎(ほうかしきえん)とはどんな病気なのか見ていきましょう。

警官が殉職したいきさつ

2002年6月26日の早朝、「近くの公園にフェレットがいる」との110番が入り、大分駅前交番で勤務していた警官が出動されました。

捕獲作業中に、なんとも不運なことに、このフェレットに手を噛まれてしまいました。

 

その3ヶ月後、この警官は蜂窩織炎を発症しました。

この警官は警部補となりましたが、入退院を繰り返して治療を受けており、復職と休職を繰り返していましたが、今年に入って1月18日に大分県別府市の病院で死亡しました。

 

この警部補の家族から公務災害の申請を受けた地方公務員災害補償基金県支部は、噛まれたことと警部補の死亡に因果関係があるとして、7月26日付けで公務災害と認定されました。

労災と認められたことは、不幸中の幸いでしたね。

しかし、この噛んだフェレットはペットだったのか野生だったのかも不明だとされています。

 

フェレットといえば、今ペットとしての地位を確立しており、愛くるしい見た目のため、「かわいい」という感情が先に立ちますが、噛まれるとやはりとても危険なんだなと改めて感じさせられた事案でした。

 

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蜂窩織炎とは?

お相撲が好きな方であれば、蜂窩織炎という病名をよく聞かれることがあるかもしれません。

蜂窩織炎とは比較的身近な病気で、40~500人に一人程度に見られます。

これは、皮膚とそのすぐ下にある組織に生じる、広がりやすい細菌感染症です。

原因となる細菌はたくさんありますが、一般的なものは、「レンザ球菌」と「ブドウ球菌」です。

この内、レンザ球菌は、感染範囲を抑えようとする組織の働きを妨げる酵素を作り出し、皮膚の中で急速に広がっていきます。

 

細菌は通常、引っかき傷、刺し傷など、皮膚にできた小さな開口部(要は傷口ですね)から侵入してきます。

 

ほとんどの蜂窩織炎は、抗菌薬療法を数日間行なえば早く回復します。

しかし、改善する前に症状が悪化することもあり、これは、細菌が死ぬ過程で、細菌から組織に損傷を与える物質が放出されるために起きると言われています。

 

さらに、まれな合併症として、組織を急速に破壊する重度の皮膚感染症(皮膚の壊死性感染症)や、細菌の血流中への拡大(菌血症)を引き起こすことがあります。

皮膚の壊死性感染症にかかると、死亡率は約30%と言われています。

 

 

野生動物に噛まれたらどうしたらいいか

先程も書きましたが、このフェレットが野生だったのかどうかは不明ですが、もし私たちが野生動物に噛まれたらどうしたらいいのでしょうか。

この警部補の方も3ヶ月後に蜂窩織炎を発症するまで病院にかかっていたのかどうかも不明です。

 

では、どうしたらいいのでしょうか。

まず、水をかけて洗い流すことが大切です。

水道水を出しっぱなしにして、噛まれた場所に流水を5分以上かけて洗い流します。

血が出ている場合も同じです。

それでも血が止まらなければ、出血部分の圧迫をします。

 

そして、すぐに病院に行かねばなりません。

決して楽観視してはいけません。

基本的に、「救急外来」を受診します。

外科系の医師がいるかどうかを確認して受信すると良いでしょう。

 

特に、痛みやかゆみと言った症状が全身に出てきた場合や、ひきつけ・息苦しさといった全身症状が出ている場合は一刻も早く病院へ行きましょう。

こういう場合は救急車を呼んでも全く差し支えないでしょう。

 

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終わりに

きっとこの警部補も、かわいいフェレットだということで少し油断していたのかもしれません。

でも、決して侮ってはいけないということがわかりました。

市民を守る警察という仕事を選び、これから、というときに気の毒な事案に巻き込まれたこの警部補の方に本当に掛ける言葉もありません。

私たちとしては、この事案を教訓にし、かわいくても噛まれたときには十分注意して、絶対に病院に行くようにしましょう。

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あなた一人の体ではないのですから。

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