Comfort~「ああ、そうか」をあなたに~ は、あなたの疑問に答えます (このサイトはTHE THORテーマを使用しています)

液体のりでがん治療?メカニズムをわかりやすく!誤用したらダメ!

スポンサーリンク

がん治療で、何と「液体のり」を活用すると効果が上がるという報道があり、非常に注目されています。

日本人の死因第一位のがん、それが治るかもしれないということは、本当に大きなニュースですね。

でも、実用化にはまだ7,8年はかかるのではないかとも言われています。

とはいえ、現在がん患者の方には、一日でも早く実用化されて欲しいと願われると思います。

それで、自己流で間違った使い方をすることが広がり、注意喚起されています。

がん治療に液体のりをどうやって使うのか、正しい知識を持っておきましょう。

(アイキャッチ画像はhttps://www.asahi.com/articles/ASN1S5X20N1SULBJ00B.htmlより引用)

がん治療で液体のりの活用のメカニズムをわかりやすく紹介!

 

今回、東京工業大学などが発表したのは、放射線治療に液体のりの成分を使うと、治療の成績が大幅に向上するというものです。

放射線治療と言っても従来のようなものではなく、今「第5のがん治療」として注目されている「ホウ素中性子捕捉療法」という治療法で、良い成績を収めたということです。

 

ホウ素中性子捕捉療法とはどんなものなのか、まずは説明を引用してみましょう。

ホウ素中性子捕捉療法は、まず がん細胞が取り込みやすいアミノ酸とホウ素を結合させた薬剤を投与する。
そこにエネルギーの弱い中性子を照射すると、ホウ素が核反応を起こして細胞傷害性が高いアルファ粒子などを発生することで、がん細胞を破壊する。

核反応というと恐ろしい気がするが、実はアルファ粒子などは細胞1つ分しか移動しないため、正常な細胞にはダメージが少なく、次世代の放射線治療として期待されている。

https://www.fnn.jp/posts/00049946HDK/202001232000_FNNjpeditorsroom_HDKより引用

https://www.fnn.jp/posts/00049946HDK/202001232000_FNNjpeditorsroom_HDKより引用

 

簡単に言うと、ホウ素薬物を注射すると、それががん細胞に取り込まれ、そこに放射線を当てると、効果的にがん細胞に放射線があたり、がんが死滅する、ということですね。

 

しかし、この「ホウ素中性子捕捉療法」は、まだかなり先進的な医療法であり、日本で9か所しか実施されていません。

実施されているのは以下の医療機関です。

・京都大学原子炉実験所粒子線腫瘍学研究センター

・南東北BNCT研究センター

・筑波大学 脳神経外科放射線腫瘍科

・国立がん研究センター中央病院

・江戸川病院

・大阪医科大学 脳神経外科

・川崎医科大学 放射線科

・四国こどもとおとなの医療センター 脳神経外科

・大阪大学 第二口腔外科

 

しかし、このホウ素薬物は、がん細胞にとどまらないこともあるということで、もっと効果的に留まるにはどうしたらよいか、という点が研究されていたわけですね。

 

そこで、液体のりの登場です。

研究グループが、このホウ素薬物と、「液体のり」の主成分のポリビニルアルコールを混ぜたところ、がん細胞に取り込まれるホウ素の量が約3倍に向上し、6時間後もほとんど量が減らないことが確認されたのです。

すると、実験されているマウスの大腸がんが「根治に近い」、つまり完全に治るレベルにまで消えたのです。

図にすると、こういうことです。

https://www.fnn.jp/posts/00050022HDK/202001281956_livenewsit_HDKより引用

 

 

そうなんですね。

「液体のり」の主成分、「ポリビニルアルコール」というものが使われているということですね。

ポリビニルアルコールとホウ素薬剤を混ぜることで、薬剤ががん細胞内に長く多くとどまり、そこに放射線が効果的に当たるというメカニズムになります。

おわかりいただけたでしょうか?

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

素人が液体のりを使ってもダメ!

https://www.fnn.jp/posts/00050022HDK/202001281956_livenewsit_HDKより引用

 

がん治療に「液体のり」が効果を上げるということが報道されたものですから、なんとかがんを治したいと思われる方が液体のりに注目したいのは痛いほど分かります。

 

それで、液体のりのメーカー、トップシェアを誇るヤマトに、問い合わせがあるということなんですね。

飲んだら治るのか、とか。

 

それで、液体のりメーカーは、上の画像にもあるように、

「当社製品におきましては、一般消費者の方の本来の目的以外の誤ったご使用はおやめくださいますようお願い致します」

と呼びかけなければならなくなりました。

 

自分のがんの箇所に、液体のりを塗るとか、そのようなことをしても意味がないということを知っておかなければなりません。

そのようにして、がんを治したいという気持ちは痛いほどわかるので、筆者としては、なんとも悲しい気持ちになってしまいます……

 

スポンサーリンク

終わりに

 

がん治療に液体のりの主成分が効果を発揮する、という明るいニュースに、たくさんの反応があるのは当然でしょう。

でもまだ実用化には7,8年はかかるということです。

研究者も一生懸命だと思いますが、手続きがたくさんあり、どうしても時間がかかってしまうんですね。

どうか一日も早く、がんで苦しみ悩んでおられる方に吉報が届くよう願うしかありません。

スポンサーリンク

 

 

最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。